247　回転事件

言い争いの行方。
雑記放送の時間です。

森ビルの自動回転扉事件。
大阪府高槻市の遊具指切断事故。
最近、この手の事件がワイドショーやニュースで頻繁に取り上げられているが、森ビルの方はビル側と三和シャッター側で意見が食い違っている。

それに対して「責任の擦り付けあいするのは…」とコメントしたりするコメンテイターが居る。報道する側に居る人間が、この一元的な物の見方で良いのだろうか。どちらが正しいことを言っているのかなんて分からないが、そのこと自体は調べる機関がやればいい。

問題は、片方が責任逃れの記者会見をして、相手側が言い訳せずに謝罪のみだとした場合。今の報道では、謝罪した側を一方的に悪とみなす報道がされることになるという事実だ。後に事実誤認が発覚すれば謝罪したりしているが、弁明に対する対抗弁論がない場合は、弁明＝真であるという結論に直結し、感情論まで含めて釈明しない側をとことん非難する。

結局の処どちらか一方が責任逃れしようとしたら、それは違うと言い返さない奴は負けるわけで。どちらが真実なのか、どちらも嘘が混じってるのか事の真相は知る由もないが、公共の電波で報道される記者会見で自分達が不当に非難されたとしたら、傍目には責任の擦り付けあいに見えたとしても、同じ公共の電波で言い返さなくてはならない。片方は事実を述べているだけだとしても、それは見た目には責任の擦り付けあいなわけで。

事実と違う事が報道される＝言い返すしかない。この図式は逃れようがない状態だ。今回の事件が何処に責任が帰結するのか分からないが、本来負うべき以上の責任が追及されるのを、黙って是とする企業経営者なんていない。傍目には見苦しいのは分かるが、それを理解せずにコメントをする者は迷惑なだけだよなぁ。

しかし、回転系のものは制御しきれない力を生みやすいようで。
気をつけなくては。

今日の電波
「こんにゃくでむちゃなことをするな」