脇役のいない物語。
雑記放送の時間です。

きっと君は僕のこと、定規で計る。

結局、人は自分を基準にしか物事を計れない。
多かれ少なかれ個人差はあるだろうけど、それはどうしようもない。
「相手の気持ちを考えて」それは大切だけど、その考えだって君の尺度だ。
そんな摩擦をやり過ごす世間の常識という価値観は揺らいで歪んで軋んでる。

君は煩わしさを避けて、耳を塞ぐ。

いっそのこと我侭で通してしまえば清々しいのか。
何もかもを拒絶すれば今の君は確かに守れるかもしれないけど。
未来を見据えれば、そんなものに意味があるとは想えない。
この声も、届いていないんだろうけど。

僕はそこでへらへらと笑っている。

何もかもを受け入れてしまうのも思ったよりは楽なことだよ。
触れることも目を離す事もできないで、届かない言葉を紡ぎ続ける。
痛くて痛くてしょうがないことも、その瞬間を乗り越えれば慣れていくんだ。
鈍痛は重くて煩わしいけど、それだけだ。

僕は君と虚ろを見詰めていた。

僕等が僕等を始めた瞬間を覚えているかい?
歪み始めたのは、あの時からだったのかな。
それとももっと前かな。僕等が生まれた時から。
いや、もっと前。もしかして最初から全部歪んでたのかも知れないよ。

今日の電波
「いい子にしてないと犬神サーカス団に入れるわよ」

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