106　ジブントタニン

いいんですよ、こんなとこ見なくても生活に支障はありませんし。
…いや、見て貰えてるとちょっと嬉しいんですが。
雑記放送の時間です。

「自分がされて嫌な事は他人にするな」
未成年の時に何度も言われて、ある意味すり込まれた言葉。
これを聞いた時に思ったのは我ながら屈折していると思った。
「自分がされてもいいなら他人にしてもいいのか」なんて思ったから。
これは絶対にNoだ。極端に言えば自分が殺されてもいいから、他人を殺すなんてことにもなるから。

自分の見てる世界と他人の見ている世界は全く違う。
当然捉え方もまるで違う。
「こういうときに人間ならすべてこう感じるはずだ」
教育ってこういうことをある意味統一しようとする洗脳に近いのだろうけど、そんなものはない。例えば「夕日が美しい」なんて美的感覚の問題だし。
「人には優しく接するべきだ」と心の底から思わない人もいると思う。
ただ、そんな全ての意志意見を尊重できるほど世の中は包容力が大きくないってことだ。だから教育で洗脳された方がいいこともいっぱいあるんだと思うけど。

話がずれた。

つまりヒトがコミュニケーションをとれるのは危ういバランスの上に成り立っているんだと思う。各人にとっての感覚や言葉なんかの定義が違う中、そのことにはそれぞれが擦り合わせて折り合いをつけてあえてこだわらずに、ある程度統一された約束のなかでなんとか気持ちを伝えた気になっている。

結局は相手のことを想像するしかない。想像が間違っているかも知れないけど、それしかない。だから「自分がされて嫌なことを人にしない」といった大雑把なことは言わずに、「たとえ自分がされて嫌なことでも相手にとって良いと思うこと」はするべきだと思う。

それぞれがそれぞれの我侭を許しあえることができれば最高なんだけどね。すっごい贅沢な望みなんだろうなぁ。

今日の電波
「男子の5％はきらい！嫌イ！大っきらい！」