今日は長め。
雑記放送の時間です。

貴方は、言葉をしっかり使えていますか?
例えば「役不足」と「確信犯」。

本来「役不足」は、その人に対して役の方が不足しているわけで、
「君には役不足だよ」と言う場合、「君にはもっと良い役が相応しい」という意になる。
けれど「力不足」という意味で誤用されまくるため、
上記例の様な事を言うと失礼に感じてしまう人が多い言葉になって、
もう本来の意味を持たないレベルの言葉なのかもしれないなぁ。

「確信犯」の間違いは誤用からの誤解かもしれない。
本来の意味は「自分が正しいと信じて犯罪を犯すこと」ですが、
「この行為を犯罪と確信して行動すること」のように使われたりする。
基本的には政治・宗教に絡んだ盲信の行いに通じるのだけれど。
言葉から意味を推定してしまって間違えてる印象を覚える。

私も多々間違えることがあるので、言えたものでもないけれど
それに、言葉の意味は時代に合わせて移り変わる。

日本語を大事にと言っても、既に過去の日本語は現代では通用しない。
場合によっては本来の意味もいつのまにか失われてる事も。
「独壇場」等と同じ道を歩む言葉が幾らあってもおかしくない。
元々は「独擅場」。ちょっと今回の例とは違うけど。

そういえば、定着した変な日本語で「全然」等があるね。
「全然美味しい」とか「全然余裕」とか、「とても」と似た意味で使われる。
それでいて、否定を意味する言葉としても頻繁に使われる。
奇妙に感じるのだけれど、音として聞くと反射的に口に出易いのかな。
流石に口語だけの用い方かも知れないけれど。

他には最近よく聞く言葉に「有り得ない」等もあるが、あれは誇張表現の一種か。
本当、言葉はナマモノかも知れない。

今日の電波
「右の頬を打たれたらアンコール。ぶってぶってもっとぶって。」

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